プーリア州はイタリア半島を長靴に見立てると、踵のあたりに位置します。
暑く乾燥した地中海性気候で、イタリアではトップクラスの葡萄の収穫量を誇ります。
ここで中世から続くフィレンツェの名門、アンティノリ社が展開するワイナリー、テヌータ・ボッカ・ディ・ルポが完全オーガニックで造った白ワインがピエトラビアンカです。
名前の由来は畑の白い土壌、Pietra(小石)Bianca(白)によるものです。

実はこのワイン、YouTubeの動画で使っている食器も含めて私の誕生日のお祝いに子供たちからプレゼントされたものです。
このブログのコンセプトは家飲み安旨ワイン。大体3000円以下のワインを中心にご紹介していますが、今回はそのレンジを逸脱し、ちょっと高め。税込み3000円台後半になります。

フィアーノはお隣のカンパーニア州で古代ギリシャ・ローマ時代から連綿と栽培されてきた筋金入りの土着品種です。
この葡萄はミツバチがたくさん寄って来る甘い香りを放ち、その甘い香りを裏切るドライでパンチの効いたワインができるのだそうです。
美しい麦わら色のグラスからは、柑橘系の香り、フローラル香、樽香のニュアンスもも上がってきます。
口に含むと最初に来るのがすっきりした酸味。少し遅れて甘やかな果実味がやってきます。
更にこれはフィアーノ効果でしょうか、爽やかな苦味とミネラル感の余韻が続きます。
そして少し温度が上がってくると、樽由来のコクが感じられるようになります。
今回は、このワインに合わせて、「ムール貝とあさりの白ワイン蒸し」を作ってみました。
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葡萄品種:シャルドネ90%、フィアーノ10%
アルコール度数:12.5%
コルク栓
インポーター:エノテカ(株)
エノテカオンラインショップにて3000円台後半