コンビニワインの実力#6 3社シャルドネ飲み比べ

品種としての個性に薄く、育った環境や醸造法によって多彩な味わいを生み出す白ワイン品種シャルドネ
今回はコンビニ3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)がPBで展開するシャルドネを飲み比べてみました。以下の製品になります。

セブンイレブン:ヨセミテロード ¥767
ローソン:カーサ・スベルカソー ¥640
ファミリーマート:ペンヴィーノ ¥698

いずれも税込み価格、大体同じくらいの価格帯です。
カーサ・スベルカソーは以前カベルネ・ソービニヨンとカルメネールを取り上げた際にも触れましたが、チリの大手ワイナリー、コンチャ・イ・トロ社がセントラルヴァレーで生産したものです。
ヨセミテロードもピノノワールで紹介したように、カリフォルニア州の大型ワイナリーであるザ・ワイン・グループが醸造したものをメルシャンが瓶詰した、いわゆるバルクワインです。
ペンヴィーノはネットで調べてもチリワインという情報しか上がってきません。裏ラベルには「ファミリーマートとメルシャンが共同開発した」という記述があり、おそらくどこかのワイナリー(単一ではないかも知れない)のOEMではないかと踏みました。

では、ヨセミテロードから開けてみましょう。
色合いはレモンイエロー、カリンやリンゴなどの香り、そして結構コクのあるリッチな味わい。バターやバニラっぽいニュアンスもあり、カリフォルニアらしい樽感も感じられます。

続いてカーサ・スベルカソー。同じく色合いはレモンイエローですが、ヨセミテロードに比べると気持ち淡いようです。リンゴや洋梨の香り、酸が立っていて爽快感のある口当たり。果実感も程よく感じられ、ヨセミテロードとは対極にある味わいです。

そして、ペンヴィーノ。これはカーサ・スベルカソーと香りも味もよく似ています。ただ、カーサ・スベルカソーは余韻にわずかな苦味が残ります。

もしかして…。と思い、裏ラベルをよく読むと、下の方に小さく生産者の情報がありました。
「PRODUCED AND BOTTLED BY VINA CONCHA Y TORO S.A」

つまり、このワインはカーサ・スベルカソーと同じ生産者、コンチャ・イ・トロ社が醸造し、瓶詰までおこなった製品なのです。どうりで似ているわけです。
ちなみにこのペンヴィーノは2024年サクラアワードでメルローと共にダブルゴールドを獲得しています。

今回頂いたコンビニ3社のシャルドネはいずれも1000円以下の廉価ワインですが、普段飲みにはまったく申し分ないクオリティ。
円安環境の中で、あえてバルクにすることでコストを抑えたヨセミテロード。チリの名門ワイナリー、コンチャ・イ・トロ社が手掛けるカーサ・スベルカソーとペンヴィーノ。いずれもメルシャンとコンビニ各社の努力によって、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

さて、今回のアテはアボガドとエビのサラダ、スモークサーモンとクリームリーズの2品を作りました。
双方、どのワインにも合いましたが、スモークサーモンとクリームリーズはコクのあるヨセミテロードと呼応します。エビとアボガドのサラダはカーサ・スベルカソー、ペンヴィーノとの相性が抜群でした。
レシピはこちらから…

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