ワイン用語辞典

AOC(Appellation d’Origine Controlee)
原産地名称ワイン。EUのワイン法の格付けでフランスにおける最上位のランク。
2009年の法改正でAOPという表記に変更されたが、それ以前に使用されていたこの表記が現在も使われている場合も多い。表記するには様々な品質規格基準をクリアする必要がある。

AOP(Appelation d’Origine Protegee)
原産地名称ワイン。EUのワイン法の格付けでフランスにおける最上位のランク。
2009年の法改正でこの表記が用いられることになった。表記するには様々な品質規格基準をクリアする必要がある。

DOC(Denominazione di Origine Controllata)
統制原産地呼称ワイン。イタリアでの二番目の格付け。
イタリアでは2010年にEU規定に基づく法改正が施行され最上位クラスをDOPと表記されるようになったが、それ以前に使用されていたこの表記を用いられることも多い。
DOPレンジの中にはDOCの上にDOCGが存在する。

■DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita)
原産地呼称保証付き統制ワイン。イタリアでの最上位クラスの格付け。
イタリアでは2010年にEU規定に基づく法改正が施行され最上位クラスをDOPと表記されるようになったが、それ以前に使用されていたこの表記を用いられることも多い。
DOPレンジの中にはDOCGの下にDOCが存在する。

DOP(Denominazione di Origine Protetta)
原産地名称ワイン。EUのワイン法の格付けでイタリア、スペイン、ポルトガルにおける最上位のランク。表記するには様々な品質規格基準をクリアする必要がある。

EPA(Economic Partnership Agreement)
経済連携協定。特定の国や地域同士での貿易を促進するために、輸出入に係る関税の撤廃・削減などを約束したもの。
トランプさんの大好きな関税ですが、日本では2019年からEUやチリなどからの輸入ワインに課せられていません。

■IGP(Indication Geographique Protegee)
地理的表示保護ワイン。EUのワイン法の格付けで中間に位置するもの。フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルでの呼称。

■IGT(Indicazione Geografica Tipica)
地理的表示保護ワイン。EUのワイン法の格付けでイタリアにおける中間ランク。
2010年の法改正でIGPという表記に変更されたが、それ以前に使用されていたこの表記が現在も使われている場合も多い。

VdF(Vin de France)
地理的表示のないワイン。EUのワイン法の格付けでフランスにおける下位に位置するランク。テーブルワイン。

VdT(Indicazione Geografica Tipica)
イタリアでのテーブルワインのランク。葡萄の種類や生産地の表記義務が無い。

アエラシオン(エアレーション)
スワリングデキャンタージュを行ってワインを空気に触れさせることにより、香りや味わいを引き立たせること。
アエラシオンにより長い眠りについていたワインを目覚めさせることができる。

ヴィンテージ
ワインにおけるヴィンテージは原料となる葡萄の収穫年。
気候の影響で葡萄の収穫に出来、不出来が生ずるため、その結果がワインの品質にも影響を及ぼす。

エステート
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど英語圏で使われるワイン生産者の呼称。

エチケット
ワインボトルに貼ってあるラベルをフランスやドイツではエチケットと呼ぶ。
おしゃれなエチケットに惹かれて購入し、残念な思いをすることもありますが、インテリアにしてもいいですよね。

キュヴェ
使われる文脈によって、ワインそのものであったり、ワインに成りきらない途中段階のものであったり、ただの葡萄を搾っただけのジュースであったりするややこしい言葉。

シャトー
葡萄栽培から醸造、瓶詰、販売までを行うワイン生産者のフランスでの呼称。主にボルドー地方を中心に使われる。

スティルワイン
泡立たないワイン⇔スパークリングワイン。

スパークリングワイン
泡立つワイン⇔スティルワイン。
スティルワインに炭酸ガスを人工的に注入したもの、酵母と糖分を加えて二次発酵させたものがある。二次発酵の中には大きなステンレスタンクで行うものと、瓶詰した後に瓶内で行うものがある。前者はシャルマ方式と言い、後者はトラディショナル方式と言う。

スワリング
グラスに注いだワインを円を描くように回すこと。空気に触れさせることによって、香りや味を引き立たせることができる。
有名なソムリエさんが右に回す場合と、左に回す場合に、香りや味わいが異なるという動画がYouTubeにありますが、残念ながら筆者にはその違いが判りません。

デキャンタージュ
ワインボトルから直接グラスに注がずに、デキャンタと呼ばれる別の容器に移し替えること。
ワインを空気に触れさせることによって、香りや味を引き立て、また、澱を除く目的で使用される。
家庭にデキャンタがあるという方は少ないと思います。あんなデカい容器は収納に困りますよね。我が家で買ったら間違いなく嫁に怒られます。筆者はコーヒーサーバなどを使っていますが、別のグラスに移し替えるだけでも、アエラシオンの効果は得られます。

テロワール
葡萄が育つ畑の土壌、気候や栽培法などの育成条件。
葡萄の木は地中10mに及ぶほど根を伸ばすこともあるので、深い地中の土壌もその味わいに影響を与える。
人間と同様、葡萄も育成環境が大事なのですね。

ドメーヌ
葡萄栽培から醸造、瓶詰、販売までを行うワイン生産者のフランスでの呼称。主にブルゴーニュ地方を中心に使われる。

ボディ
ワインの味わいの重さ、強さ、複雑さを表現する言葉。
ライトボディ→ミディアムボディ→フルボディの順に濃厚な風味になる。

マリアージュ
ワインとそれに合わせる料理が、お互いの味を引き立て合う効果を生む組み合わせを言う。
イタリアではアッビナメント。

レゼルヴァ(リゼルヴァ)
主にイタリアにおいて規定に従って熟成を経たワイン。

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